おばあちゃん、いつも一緒にいてくれてありがとう‥

随分春めいて来た‥日差しもポカポカ、吹く風もほんわか暖かくて、春が来たなぁーと実感する。

季節は何かに左右されることなく、ちゃんと移り変わっていく。大切な時の流れは、着実に進んでいるのだ。今、目の前に起きていることに、感謝して向き合いたいと思った。

昨日は、実家での作業に追われた。一人暮らしの父親が施設へショートスティに長期でお泊まりしているため、留守中の家の掃除と郵便物の整理、ご近所への挨拶、一番のメインは、主治医の薬の処方の依頼とそれらを、追加する洋服等と一緒に施設に届けること。

留守宅になると継続していたことの手続きが色々出てくる。コープ生協の配達、介護用ベッドの返却等、すでに手続き完了していたと思っても、次から次へと出てくる。一人暮らしでも、社会の仕組みで、随分と助けられていることを実感する。

介護保険の仕組みは、素人には煩雑でわかりにくけれど、この制度のおかげで、家族の介護の負担は、かなり軽減出来る。家族での介護は、お世話と感情が、ぐちゃぐちゃになるからだ。母親もすでに認知症で、グループホームに入居している。私には、やはり、プロにお任せするのが、関係性を大事することにおいて必要だ。ついつい手続きが面倒だーなんて、言っているけれど、本当にありがたい制度だと思う。

この日は、一日あっちこっち動き回って、午後1時半。お腹が空いていたので、ふと思い出した〝お蕎麦屋さん〟に行った。営業時間ギリギリセーフで入店。胡麻だれのざるそばを注文した。

テーブルに置かれた小さな一輪挿しのお花にお店の心遣いを感じた。春の花‥水仙とネコヤナギ‥お蕎麦も間違いなく、美味しかった〜ごちそうさまでした!

お店を出て、またふと、思い出した。この辺り、確か、おばあちゃんの家があった場所だ。もう随分前に叔父さんが亡くなり、家は取り壊されたか、どうなっているのか、私は全く分からず、周辺も区画整理されて、昔の道とは変わっていたので、定かではなかったけれど、何となく、ここかなぁ‥とか、ゆっくりと歩いてみた。

あった‼︎昔のままだった!

急に幼少の頃、おばあちゃんと母と一緒に歩いてこの家に来たことを思い出した。庭にニワトリがいて、その産まれた卵で、卵焼きを作ってくれたこと、すごく美味しかったことを思い出した。

この歳になって、ようやく両親のことによく向き合うようになった。必要に迫られてではあるが、洋服を整理したりしていると、こんな服着てたんだね、とか、こんなところにシミが、など色々な思いを馳せる。妹ともそれを共有することで、姉妹の距離感も縮まっていく。

両親の両親、それぞれのおじいちゃんやおばあちゃん、きっと、どこかで見守ってくれているんだなぁと思う。

この日は、母方のおばあちゃんの家を見れたこと、なんだかとてもホッとして、微笑んでいるおばあちゃんを感じた。

いつも見守ってくれて、ありがとうございます!

ブログ書き終えたら、こんな空。右端のヤマボウシの枝が芽吹くのも間近かな