3日間の素敵なロケーション、山の上から海が一望出来る場所で、リトリートを体験した。
伊藤マナさん主催のリトリートに参加。
そもそもリトリートって何?
心の学びをしてる人間が、そこから?というテーマで話すのは、恥ずかしい面もありつつ、正直な気持ちと、今回のリトリートで感じたことを記したいと思う。
そのリトリートについては感覚的には、わかっているつもりだけれど、いざ言葉で説明出来なかったので、検索してみた。
「本来の自分に戻る時間」
確かに、その通りの3日間だった。通常の生活から離れ、自然の中で、自分の心の中に静かに向き合っていく。全て、そのシチュエーションが整えられていた。
海が一望出来る山の上のホテル。日の出から、日没の水平線の沈む夕日を眺め、気づくと穏やかな月の光に包まれる。そんな素敵な場所に私は身を置くことが出来た。冒頭から始まったクリスタルボウルの音色の響きの中で、身体は、大地に委ねられ、心もとても穏やかになった。半分眠っているような‥
素敵な仲間が各地から集まっていた。お馴染みの方から、初めてお会いした方まで、女性だけの3日間。今回のリトリートのテーマは、〝女性性と男性性〟
女性性、男性性については、以前までの私のイメージは、女性性は、たおやかに女らしい、男性性は、たくましく男らしい、という単純なイメージだった。実は、人間には、男性性、女性性は、男女に関わらず両方内在していて、このエネルギーのバランスによって、目の前の現象が変わってくる。
今回のリトリートでは、このテーマの元に、公開セッションを傍観させていただくことになった。リトリート中に何人かのセッションを見させていただき、私の中に、何かが起きた。
自分でもわからない、涙がポロポロ出てくる。そこに繰り広げられているのは、私の話ではない。その方のご家族の風景が参加者の方を通じて表現されている。でも、そのお母さん役の方が、まるで子育て中の私と同じ!と思えたり、祖母役の方が、私の母親に思えたり‥過去の私を見ているようで、その時に仕舞い込んだ感情が、ただただ溢れて来た。
「頑張って来たね‥」
「だって、そうするしか仕方なかった」
「辛かったね‥」
頑張って来た自分を癒していた。
崩壊‥涙‥
どんだけ、仕舞い込んでいるものがあるんだ、その時の、その頃の私を抱きしめてあげたいと思った。
この感覚を充分に味わうことが出来た時、私の中の男性性と女性性を認めることが出来たのかもしれない、リトリートを終えて今、そう感じる。
男性性は、太陽のエネルギーであり、前進して行動する力。逆に女性性は、月のエネルギーであり、そこに留まり、包み込む愛の力。これは、あくまでも、健全なエネルギーの場合であるが、相反する?この2つのエネルギーが統合する時代が来たということ、そして、これからは女性性が益々必要な時代になって来たということだ。
昨年まで、会社のために良かれと、がむしゃらになって働いていた時は、不健全な男性性だった。ジャッジやコントロール。そして苦しむ、という悪循環。しかし現在は、その立場を離れ、自分の好きなこと、楽しいと思えることを選択している自分は、とても自然体であり、繋がる喜びを感じる。まさに健全な女性性の方向に向いてる気がする。
ここには、私個人の現地点での感想を記しているので、今後の体験や気づきによって、解釈も変わってくるかもしれない。でも、今の私は、これが最善。ここに来れたこと、幸せだなぁと感じることが出来たら、それで良い。
涙は、宝のような気がして来た。
ありがとうございました!