実技試験の日こと、振り返る

人間って、本当に一つのことだけに集中している時、雑念のようなものが、一切入って来ない。

あることすら感じない‥たぶん、手前で跳ね返ってるのではないか?!と思うくらい、自分の中が、透き通っていたのではないか?と感じる。

今、あの試験の日から10日経ち、その感覚が少し緩み、もちろん、まだ次の筆記試験が控えているので、完全には、緊張感は消えてはいないが、どこか、力は抜けている感じ。

⁑あの日の朝は、いつも通りのマイルーティンである瞑想をし、宿泊先のホテルで、しっかり朝食を食べ、学校に向かった。

いつも通り、今日も最高な一日であることを願って‥

試験は、あいうえお順でグループ分けされていて、私は、3グループ目の14:30集合だったので、学校で練習をゆっくり行い、昼食を食べて試験会場に向かうことが出来た。

不思議と緊張感に襲われる?ことなく、落ち着いている?と言ったら嘘になるけれど、あれだけ緊張屋さん(笑)の私だけど、もう覚悟を超えられていた気がする。

練習に練習を重ねて来たこともある。

毎日、空を見上げながら、自分の存在と向き合った。

私が、この世に生まれて来たこと、

きっと、今世で成し遂げたいことがあるはず

思考で考えたら、それは何かわからないけれど、でも、私が何かに突き動かされ、やりたいと思ったことを選択して、前に進んでいるはずだ。

途中、迷うことや一人落ち込むことも多々あった。

でもそんな時、必ず周りの誰かの助けを頂く。

有り難い、本当に有り難い。

そして今回、私の中で、意図が立った。

【周りの何かにとらわれることなく、自分の中に軸を立て、やり抜くこと】

単純に試験で、周りの受験生の凄さに圧倒されずに、緊張せずにやりたい、と思ったことだけど、それをやることは、私の今までの人生の総仕上げの覚悟にも感じた。

それをやるんだ!この試験をすることで。

刻々と迫る試験まで、少しずつ階段を登って来た

そして、いよいよ本番!

試験は、白衣と黒のパンツ、白の下履き、髪は私は、ベリーショートにしたけれど、前髪は、額に被ってはいけないので、黒ピンで、しっかりおでこを出し(吉本の芸人さんの様でした笑)

爪は1ミリ以内に切る!

そして、私にとってとても大事なこと、老眼鏡をしっかり掛ける。これについては、通常、老眼鏡って、近くを見る時だけ、頭の上に引っ掛けてあるものを目に掛ける、もしくは、首になどにチェーンでかけてる物を目に掛ける、が、しかし、この試験において、自分の髪に触れること、余分なアクセサリー的なものを掛けることも触れることも厳禁、不衛生となることでNG。なので、私は、老眼鏡をしっかりと目に掛けたままで、動いていたので、お分かりの方もいらっしゃると思うが、〝近く〟しか見えないので、ほぼ30センチ先は、ボヤッとしたままで行動していた。

なので、衛生委員や試験官のお顔もボヤッとしていた。

これが功を奏したとも言えるww

私は、3グループ目の1番のゼッケン。何をするにも先頭で案内される。

試験会場に入ると、試験官や衛生委員の厳しい視線も感じたが、何故か私、軽く会釈して、この会場の雰囲気に飲まれないぞ!と跳ね返していたかもしれない。いや逆に、試験官の方々に、温かい気持ちを送らせてもらっていた(余裕!?)

実技の最初はカット

準備段階の所作から全て、チェックされる。衛生面で、不手際があるとアウトになる。

学校で何度も何度も練習したおかげで、何だか学校でやるより落ち着いてる?と思えた。

ハサミの震えもほとんどない!良いぞー

そして、カットしてる時‥楽しい‥って思えた。

次の課題は、オールウェーブ

準備しながら、もうこれで、実技が終わる!?と思ったら(ちなみに試験の最中であること、合否もまだ先なのに、もうこれで、この実技の練習もしなくなる、と思ってしまった)何と、涙が滲んで来てしまった。ここで泣く?試験中に泣いたら、試験官に別の意味で、変に取られてしまう、泣くとこじゃない!って自分に言い聞かせ、その感情を抑えた。少し鼻をすすりながら‥

制限時間は25分。割と余裕で作業していたつもりだったが、途中、カールの作り方に満足いかずやり直していたら、ぎりぎりでの完成。でも、何とか自分なりに満足の完成となった。

終わった‥

不思議、本当に、あれだけ、緊張屋さん(笑)の私だったのに、その緊張から、少し離れた自分がいて、それを楽しめる私を体験した。

自分の中の自分と、深く見つめあって来て、それで良いんだ!それをやるんだ!やりたいんだ!

自分を信じきる!!

そして、その先の喜びを信頼すること!

とても、幸せな、私にとって最高な自分と楽しんだ最高の時間だった

改めて思う

大きな存在に守られたこと

感謝です‥⁑