心緩む時間

一昨日発覚した実家の事件!?88歳の父親が、渡したはずのお金がない!と言い出した。しかも渡したのは3日も前。昨年から、母親の方がグループホームに入居したため、一人暮らしが始まって一年が経つ。パーキンソン病を患っている割には、元気に生活出来ていることに幾らか安心しているのだが、やはり少しずつ、今まで通りには出来ないことが増えた。TVがつかなくなったと、電気屋さんの電話番号調べて、修理を依頼する、そこまでは良いのだけれど、支払いとなると、混乱するらしい。もちろん、家族には一切連絡なしで自分でやってしまう。手元にある現金をかき集め、その場で支払ったら、何も無くなったからおろして来てくれ、と、たまたま立ち寄った私に言ってきた。私はATMでおろして父親に手渡した。3日後!?無いと言って来た‥

この出来事、すごく嫌な気分になった。探し回ったけれど見つからない‥父親は、数日間関わった人に連絡している。皆んな嫌な気分だ‥

高齢者あるあるの出来事なのだけれど、父親は、お金が無くなる→探す→無い→周りを疑う→自己嫌悪 これをやっていたら、たぶん、いつまで経っても出て来ないだろう。タダでさえ、少し認知もあり普通にさっきのことが思い出せないのだから。かなり塞ぎ込んでしまった。

今朝、落ち込んで電話して来た父親に私は言った。もう忘れなよ、そのお金、どこかの誰かに役に立っていると思ったら、いいんじゃない?それか、忘れた頃に、こんなところにあったーって出てくるよ。デーサービス、今日行って元気に過ごして来て、と。おー行ってくるよ、と電話を切った。

昨夜、それまでの、モヤモヤした気持ちが今、私の目の前に起きてることの意味を少し俯瞰してみた。私の中の【根っこの不安】が少しにょきにょきしていたなーそんな時は、またそんな不安の現象がやってくるんだね、私の気持ちを共有してくれた大好きなカフェの店主さん。コーヒーがとっても美味しくって、バスクチーズケーキも美味しかったなぁ〜BGMを聴きながら、ふっと、〝心が緩んだ‥〟